HOME
  Security
   Software
    Hardware
  
FPGA
  CPU
   Android
    Raspberry Pi
  
nLite
  Xcode
   etc.
    ALL
  
LINK
BACK
 

2016/03/26

Raspberry Pi 3の GPIOに I2C通信方式の RTC リアルタイムクロックを接続する方法 Raspberry Pi 3の GPIOに I2C通信方式の RTC リアルタイムクロックを接続する方法

(ラズパイ3で I2Cの RTC ZS-042 DS3231モジュール基板を使用する方法)

Tags: [Raspberry Pi], [電子工作]





● Raspberry Pi 3 Model Bを遂に購入

 Raspberry Pi3 Model B RPI2 RPI3

 大人気の CPUボードの Raspberry Piに WiFiと Bluetoothが搭載されたモデルが新発売となりました。
 以前から Raspberry Pi 2を買おうかどうか迷っていましたが、Raspberry Pi 3 Model Bの発売を機に購入を決意してラズベリアンになる事にしました。

 ※ ラズパイの OS Raspbianはバージョンが上がる毎に過去の版と OSの内部の作りが変わり、過去に書かれた製作記事(例えば Raspbian Wheezyの時代の記事)がそのままではエラーが出たりして動かない事が有ります。
 ※ 当方のホームページのラズパイ記事は全て Raspberry Pi 3 Model Bと Raspbian Jessieの組み合わせで動作確認をしております。
(ただし、将来的に新しい Raspbian OSが出た場合に、当方の Raspbian Jessieを基にした内容がそのままでは動かない可能性が有ります。)
 ※ 2017/08/16から Raspbian OSは Raspbian Jessieから Raspbian Stretchに変わりました。
 ※ 2019/06/20から Raspbian OSは Raspbian Stretchから Raspbian Busterに変わりました。

Download Raspbian for Raspberry Pi

ちなみに、歴代のバージョンと名称は
Debianコードネーム年月備考(参考)Ubuntuでの該当名称
Debian 11Bullseye2021/08/14~2021/11からラズパイにリリースFocal Fossa 20.04 LTS ?
Debian 10Buster2019/06/20~2019/06からラズパイ4対応Bionic 18.04 LTS
Debian 9Stretch2017/08/16~2018/03からラズパイ3B+対応Xenial 16.04 LTS
Debian 8Jessie2015~2016/02からラズパイ3対応Trusty 14.04 LTS
Debian 7Wheezy2013~2016
Debian 6.0Squeeze2011~2014
Debian GNU/Linux 5.0Lenny2009~2012


● Raspberry Pi3の GPIO端子の I2C機能を有効化して RTC DS3231リアルタイムクロックを接続する

 Raspberry Pi3の GPIO端子の I2C機能を有効化して RTC DS3231リアルタイムクロックを接続します。
 ラズパイには RTC機能が無く、電源が切れると現在時刻が失われてしまいます。
 ZS-042 RTC DS3231 リアルタイムクロックモジュールにはリチウム電池によるバッテリバックアップ機能も有るのでこれを使用します。
 ZS-042モジュールには オマケで AT24C32の 4KBの不揮発メモリも搭載しています。

 ※モジュール基板側に有る I2C制御線の SCLと SDAに有る 4連のプルアップ抵抗を取る(連結した時にプルアップ抵抗値が合成されてしまう)
 ※モジュール基板側の充電回路を無効化する為に SCLのシルク印刷の上の抵抗を取り除く。RTCバックアップ電池として充電対応の LIR2032型番の電池を使う場合は取り除かなくても大丈夫。今回は RTCバックアップ電池として通常の CR2032を使用するので取り除く。
 ※モジュール基板の左右の SCL、SDA、VCC、GNDは各端子同士で繋がっている。

 DSで始まる型番なので Dallas Semiconductor Corp.由来の製品である事がわかる。(マキシムは 2001年にダラスセミコンダクタコーポレーションを買収した。)
 ちなみに、ダラス・セミコンダクタ社は 1-Wire LANと言う配線 1本で通信する 1ワイヤ・バス・システムを開発した。これは MicroLANとも呼ばれる。
 実際には GND(アース線)も含めて 2本の配線を用い、 300メートルの範囲に散在する数百個のセンサや制御機器を芋づる方式あるいはスター方式で接続し、各センサの情報をホストコントローラに収集したり、簡単な制御を行う事ができます。
 1-Wireの実験はデジタル温度センサ 1Wire DS18B20で行ないます。

DS3231 超高精度I²C内蔵RTC/TCXO/水晶 - Maxim
,[PDF]DS3231 超高精度I²C内蔵RTC/TCXO/水晶 - Maxim

・ZS-042 RTC DS3231 リアルタイムクロックモジュール基板回路図
ZS-042 RTC DS3231 リアルタイムクロックモジュール基板回路図


・Maxim RTC DS3231 Block Diagram
Maxim RTC DS3231 Block Diagram




● Raspberry Pi3の GPIO端子の I2C機能を有効にする方法

 まず最初に Raspberry Pi3の GPIO端子の I2C機能を有効にする必要が有ります。下記に I2C機能を有効化する手順をまとめました。

2016/03/26
Raspberry Pi 3で GPIO端子の I2C機能を有効化する方法
Raspberry Pi 3で GPIO端子の I2C機能を有効化する方法

  ラズパイ3の GPIO端子の I2C機能を有効にして各種センサーを繋げる方法まとめ

● Raspberry Pi3の GPIO端子の I2Cに RTC DS3231リアルタイムクロックモジュール ZS-042を接続する

 ZS-042 RTC DS3231リアルタイムクロックモジュール基板を使用して I2C接続の実験を行ないます。

 ZS-042 RTC DS3231リアルタイムクロックモジュール基板や同等の製品はアマゾンで購入できます。


HiLetgo Arduino クロックモジュール DS3231 AT24C32 IIC メモリー モジュール [並行輸入品]
ASIN: B011DT3E36

EasyWordMall DC 3.3-5.5V DS3231 AT24C32 高精度リアルタイムクロックモジュール [並行輸入品]
ASIN: B00YQZFMMQ

DC 3.3-5.5V DS3231高精度リアルタイムクロックモジュール コンデンサ
ASIN: B01DDAYI4C

 結線方法は下記の様に 4本使用してそれぞれ接続します。
 (1) ZS-042 DS3231モジュールの SCLを ラズパイの GPIOの SCL(GPIO3)(紫色)
 (2) ZS-042 DS3231モジュールの SDAを ラズパイの GPIOの SDA(GPIO2)(青色)
 (3) ZS-042 DS3231モジュールの GNDを ラズパイの GPIOの GND(GND) (灰色)
 (4) ZS-042 DS3231モジュールの VCCを ラズパイの GPIOの +3.3V(3V3)(緑色)

・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する



・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に I2C I/Fの周辺機器を接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に I2C I/Fの周辺機器を接続する


・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
 ※モジュール基板側に有る I2C制御線の SCLと SDAに有るプルアップ抵抗を取る(連結した時にプルアップ抵抗値が合成されてしまう)
 ※モジュール基板側の充電回路を無効化する為に SCLのシルク印刷の上の抵抗を取り除く。RTCバックアップ電池として充電対応の LIR2032型番の電池を使う場合は取り除かなくても大丈夫。今回は RTCバックアップ電池として通常の CR2032を使用するので取り除いた。

・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する


● DS3231の RTCモジュールと Raspberry Piの接続の様子
・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する


・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する


・Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
Raspberry Piの I2C機能を有効にして GPIO端子に DS3231の RTCモジュールを接続する
 ※ モジュール基板側のプルアップ抵抗を取り除いた所



●ラズパイ3で I2C端子に接続した RTC DS3231を確認する

 $ sudo i2cdetect -y 1で I2Cに接続している周辺機器(センサー)を確認する
 ※ ZS-042 DS3231の RTCモジュールを接続していると 0x57と 0x68に検出している事が分かる
 0x57は AT24C32の 4KB不揮発メモリ
 0x68は RTC DS3231のリアルタイムクロック

・Raspberry Piで i2cdetectコマンドで I2C接続した ZS-042 DS3231の RTCモジュールを確認する
Raspberry Piで i2cdetectコマンドで I2C接続した ZS-042 DS3231の RTCモジュールを確認する



 modprobeコマンドで rtc-ds3232機能を有効にする。
$ sudo modprobe -c | grep 3231
alias i2c:ds3231 rtc_ds1307

$ sudo modprobe rtc-ds3232

 Raspbian OSが DS3231を認識する前は hwclockコマンドがエラーになる
$ sudo hwclock -r
hwclock: Cannot access the Hardware Clock via any known method.
hwclock: Use the --debug option to see the details of our search for an access method.

 ds3231の I2Cアドレス 0x68を new_deviceに設定して Raspbian OSに認識させる。
$ echo ds3231 0x68 | sudo tee /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device
ds3231 0x68

 Raspbian OSが DS3231を認識した後は hwclockコマンドが正常に動く
$ sudo hwclock -r
Sat 01 Jan 2000 00:00:47 UTC  -0.583639 seconds

$ date
Sun 27 Mar 14:22:41 UTC 2016

$ sudo hwclock -w

$ sudo hwclock -r
Sun 27 Mar 2016 14:22:52 UTC  -0.341080 seconds
・Raspberry Piで i2cdetectコマンドで I2C接続した ZS-042 DS3231の RTCモジュールを確認する
Raspberry Piで i2cdetectコマンドで I2C接続した ZS-042 DS3231の RTCモジュールを確認する



 最初は RTCの時刻は 2000年 1月と初期値になっているが、モジュール基板裏にバッテリを入れて RTCをバッテリバックアップすると、ラズパイの電源を切断しても日時を記憶している。
$ sudo modprobe rtc-ds3232

$ echo ds3231 0x68 | sudo tee /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device
ds3231 0x68

 DS3231 RTCモジュールの時刻情報を読み出す(初期状態なので 2000年になっている)
$ sudo hwclock -r
Sat 01 Jan 2000 00:00:47 UTC  -0.583639 seconds

 現在の OSのシステム時刻を読み出す(ネットワークから NTP経由で自動取得している)
$ date
Sun 27 Mar 13:05:46 UTC 2016

 現在の OSのシステム時刻を DS3231 RTCモジュールに書き込む
$ sudo hwclock -w

 DS3231 RTCモジュールの時刻情報を読み出す
$ sudo hwclock -r
Sun 27 Mar 2016 13:05:53 UTC  -0.666041 seconds

$ sudo shutdown -h now

$ sudo modprobe rtc-ds3232

$ echo ds3231 0x68 | sudo tee /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device
ds3231 0x68

 DS3231 RTCモジュールの時刻情報を読み出す(バッテリを接続しているので保持している)
$ sudo hwclock -r
Sun 27 Mar 2016 13:07:11 UTC  -0.675542 seconds

 DS3231 RTCモジュールの時刻情報を OSのシステム時刻に書き込む
$ sudo hwclock -s
・Raspberry Piで i2cdetectコマンドで I2C接続した ZS-042 DS3231の RTCモジュールを確認する
Raspberry Piで i2cdetectコマンドで I2C接続した ZS-042 DS3231の RTCモジュールを確認する




● Raspberry Pi3で DS3231リアルタイムクロックを接続する

 DS3231を使用する場合は、時刻合わせの処理で競合するので ntpのデーモンを停止させる。

 起動時等に下記を実行する。
/sbin/hwclock --hctosys

/etc/rc.local
echo ds1307 0x68 > /sys/class/i2c-adapter/i2c-1/new_device
sleep 1
/sbin/hwclock --hctosys

/etc/crontab
0 13 * * * root /sbin/hwclock --hctosys


Instructions to Configure DS1307 or DS1338 RTC

zipplet/pitools - Tools for doing various things with Raspberry Pi's.
 pitools
 Tools for doing various things with Raspberry Pi's. All of these target Raspbian unless mentioned otherwise.

 ds3231_setup
 Configures your Raspberry Pi to use a DS3231 RTC module properly



● Raspbian OS Stretchで I2C-I/Fを有効にする方法


2018/05/01
Raspberry Piの I2C機能を有効化する方法、最新の Raspbian Stretch対応 2018年版
Raspberry Piの I2C機能を有効化する方法、最新の Raspbian Stretch対応 2018年版

  ラズパイの I2C機能を有効にして各種センサーを繋げる方法まとめ

2016/03/26
Raspberry Pi 3で 標準とは別の GPIO端子の I2C機能を有効化する方法(I2C-3編)
Raspberry Pi 3で 標準とは別の GPIO端子の I2C機能を有効化する方法(I2C-3編)

  ラズパイ3の GPIO23と GPIO24で I2C機能を有効にする方法まとめ

● センサデバイスの I2Cアドレス一覧 IICアドレス一覧と使用方法
加速度センサMMA7455L
NXP
使い方の説明
0x1D(W:0x32 R:0x33)MMA7455 三軸加速度センサモジュール
AQM0802Aと一緒に使えない相性?
地磁気センサHMC5883L
Honeywell
使い方の説明
0x1E(W:0x3C R:0x3D)CJ-M49 デジタルコンパスモジュール 3軸地磁気センサ
RFID NFCリーダライタNXP PN532使い方の説明
0x24(W:0x48 R:0x49)ELECHOUSE NFC MODULE V3
8ビット I/OエクスパンダPCF8574
Texas Instruments
使い方の説明
0x2F(W:0x5E R:0x5F)FC-113 PCF8574 キャラクタ液晶モジュール接続用
キャラクタ液晶 8文字x2行秋月 AQM0802A
ST7032
Sitronix
使い方の説明
0x3E(W:0x7E R:0x7F)秋月の AQM0802液晶はラズパイ側の回路が原因の癖が有ります。
MMA7455と一緒に使えない相性?
PCA9515AD I2Cバスリピーターとの併用を推奨
キャラクタ液晶モジュール 16文字×2行秋月 AQM1602A
ST7032
Sitronix
使い方の説明
0x3E(W:0x7E R:0x7F)秋月の AQM1602A液晶モジュール
湿度センサHTU21D
TE Connectivity
使い方の説明
0x40(W:0x80 R:0x81)GY-21 温度、湿度センサーモジュール
AD/DA変換PCF8591
NXP
使い方の説明
0x48(W:0x90 R:0x91)YL-40 8ビットA/D & D/Aコンバータ
温度センサLM75A
Texas Instruments
使い方の説明
0x4F
A0-A2=H
(W:0x9E R:0x9F)A0~A2を "H"に設定で 0x4F
デフォルト 0x48
3軸加速度センサADXL345
Analog Devices
使い方の説明
0x53(W:0xA6 R:0xA7)GY-291 3軸加速度センサモジュール
I2CメモリAT24C32
(4KBメモリ)
0x57(W:0xAE R:0xAF)ZS-042 下記の RTCモジュールに搭載
RTC リアルタイムクロックDS3231
現 Maxim
旧 Dallas Semiconductor
使い方の説明
0x68(W:0xD0 R:0xD1)ZS-042 温度補償水晶発振器(TCXO)および水晶を内蔵する低コスト、 超高精度 I2Cリアルタイムクロック(RTC)
赤外線アレイセンサAMG8833
Panasonic
使い方の説明
0x68(W:0xD0 R:0xD1)AMG8833 赤外線アレイセンサ Grid-EYEモジュール
サーモグラフィーごっこが可能
6軸 ジャイロ+加速度センサMPU-6050
InvenSense
使い方の説明
0x68
ADO=L
(W:0xD0 R:0xD1)GY-521 三軸加速度センサ・三軸ジャイロセンサモジュール、
AD0端子 プルアップ時=0x69、
AD0端子 プルダウン時=0x68
9軸 ジャイロ+加速度+地磁気センサMPU-9150
InvenSense
0x69(W:0xD0 R:0xD1)MPU-6050に地磁気センサーを追加した最強センサー
9軸 ジャイロ+加速度+地磁気センサMPU-9250
InvenSense
0x69(W:0xD0 R:0xD1)MPU-9150の改良型、3軸加速度 + 3軸ジャイロ + 3軸コンパス
気圧/気温/高度センサBMP180
Bosch Sensortec
0x77(W:0xEE R:0xEF)BMP085の改良型
気圧/温度/高度センサBMP280
Bosch Sensortec
使い方の説明
0x76
SDO=L
(W:0xEC R:0xED)BMP180の改良型、温度・気圧(高度)センサー
SDO端子 プルアップ時=0x77、
SDO端子 プルダウン時=0x76
湿度/気圧/温度/高度センサBME280
Bosch Sensortec
0x76
SDO=L
(W:0xEC R:0xED)BMP280の進化型、湿度・温度・気圧(高度)の 4種類の環境情報を取得できる(湿度が追加になった)
SDO端子 プルアップ時=0x77、
SDO端子 プルダウン時=0x76
照度、近接センサAPDS-9930
Broadcom
使い方の説明
0x39(W:0x72 R:0x73)
RGB色センサ、ジェスチャー、照度、近接センサAPDS-9960
Broadcom
使い方の説明
0x39(W:0x72 R:0x73)
RGB色センサTCS34725
TAOS
使い方の説明
0x29(W:0x52 R:0x53)
12点 静電タッチセンサMPR121
Freescale Semiconductor
使い方の説明
0x5A(W:0xB4 R:0xB5)
有機LEDモジュール 128x64 0.96インチSSD1306
SOLOMON SYSTECH
使い方の説明
0x3C(W:0x78 R:0x79)DC='L'で 0x3C、DC='H'で 0x3D

 センサー類は必要な GPIOピンが 2本で済む I2C通信方式のデバイスで揃えました。
 また、全てのデバイスの信号電圧レベルは +3.3Vです。
 制御アドレスが異なるセンサーモジュール同士は同一の I2Cバスに接続してラズパイで使用する事ができます。

 ※ MMA7455と一緒に使用すると ST7032iコントローラが認識されない。I2Cデバイス間の相性? I2C配線の引き回し?

 ※ ST7032iには STARTコンディションの前に、バス調停のSCLパルスがあると、誤動作してACKを返さないバグが有るそうです。
ストロベリー・リナックス ST7032 低電圧I2C液晶モジュール アプリケーションノート
 ごみが直前にあるとその後正しいシーケンスで通信しても ST7032は通信に失敗します。

 ※ AQM0802A液晶モジュール使用時のI2Cバスのプルアップ抵抗は10kΩを推奨いたします。(ラズパイ側で 1.8kΩでプルアップされているのが問題)
 ※ Raspberry Pi 全シリーズに共通する仕様の制約から、AQMシリーズの液晶を接続する場合にはバッファ(I2Cバスリピーター、例:PCA9515AD)を介して接続してください。
I2C接続小型LCDモジュール(8x2行)ピッチ変換キットの質問と回答


● Raspberry Piのコンソール上で使用する各種コマンド

 Raspberry Piのコンソール上で使用する各種コマンドは下記にまとめました。

2016/03/26
Raspberry Pi 3の Linuxコンソール上で使用する各種コマンドまとめ
Raspberry Pi 3の Linuxコンソール上で使用する各種コマンドまとめ

  ラズパイの Raspbian OSのコマンドラインで使用する便利コマンド、負荷試験や CPUシリアル番号の確認方法等も


Tags: [Raspberry Pi], [電子工作]

●関連するコンテンツ(この記事を読んだ人は、次の記事も読んでいます)

FWinSdCardImager SDカード イメージ書き込みアプリ、ラズパイの Raspbian OS、Jetson Nanoの Ubuntuの書き込みに便利
FWinSdCardImager SDカード イメージ書き込みアプリ、ラズパイの Raspbian OS、Jetson Nanoの Ubuntuの書き込みに便利

  ラズパイや Jetson Nano等のワンボードマイコン等への OSイメージの書き込みが簡単にできる

FWinPiFinder ラズベリーパイ IPアドレス発見アプリ。ARPコマンドでラズパイの IPアドレスを探索発見する
FWinPiFinder ラズベリーパイ IPアドレス発見アプリ。ARPコマンドでラズパイの IPアドレスを探索発見する

  Raspberry Piや NVIDIA Jetson Nano等の IPアドレスを MACアドレスの OUI部分を使用して発見する

Raspberry Pi 3系のトラブルであるある第一位の電源トラブル、低電圧警報に関する情報のまとめ
Raspberry Pi 3系のトラブルであるある第一位の電源トラブル、低電圧警報に関する情報のまとめ

  ラズパイ3B系での低電圧警報に関する情報まとめ、コマンドラインやログファイルから低電圧を検知する方法

Raspberry Piで CPUの脆弱性 Spectreと Meltdownの脆弱性をチェックする方法
Raspberry Piで CPUの脆弱性 Spectreと Meltdownの脆弱性をチェックする方法

  ラズパイで 2018年初頭に大騒ぎになったスペクターとメルトダウンの CPUの脆弱性をチェックする方法

Raspberry Pi Zero Wを海外通販の Pimoroni等での購入方法、購入できる通販ショップ一覧まとめ
Raspberry Pi Zero Wを海外通販の Pimoroni等での購入方法、購入できる通販ショップ一覧まとめ

  ラズパイゼロW ワイヤレスモデルを海外通販でサクッと簡単に個人輸入で入手。技適通過でも国内販売は常に品切れ

Raspberry Pi 3で安定して使える相性の無い最適な microSDカードの種類のまとめ
Raspberry Pi 3で安定して使える相性の無い最適な microSDカードの種類のまとめ

  ラズパイ3で安定して使える microSDカードを購入する Teamと SanDiskは絶対に買わない

Raspberry Pi 3 Model Bに専用カメラモジュール RaspiCamを接続する方法
Raspberry Pi 3 Model Bに専用カメラモジュール RaspiCamを接続する方法

  ラズパイに専用カメラモジュールを接続して Raspbianで写真の静止画撮影や動画を録画する方法

Raspberry Pi 3の Linuxコンソール上で使用する各種コマンドまとめ
Raspberry Pi 3の Linuxコンソール上で使用する各種コマンドまとめ

  ラズパイの Raspbian OSのコマンドラインで使用する便利コマンド、負荷試験や CPUシリアル番号の確認方法等も

Raspberry Pi 3公式フォーラムの FAQの内容の日本語訳
Raspberry Pi 3公式フォーラムの FAQの内容の日本語訳

  ラズパイ公式フォーラムの「The Raspberry Pi 3 Model B Q&A thread」の日本語訳

Raspberry Pi 3で GPIO端子の I2C機能を有効化する方法
Raspberry Pi 3で GPIO端子の I2C機能を有効化する方法

  ラズパイ3の GPIO端子の I2C機能を有効にして各種センサーを繋げる方法まとめ

大人気の CPUボード、Raspberry Pi 3 Model Bで作ってみよう
大人気の CPUボード、Raspberry Pi 3 Model Bで作ってみよう

  Raspberry Piの開発環境の構築やタッチパネル付き液晶ディスプレイや各種センサーの使い方まとめ


Raspberry Pi 3、シングルボードコンピュータ ラズパイ3 Raspberry Pi関連はこちらへまとめました
 下記以外にも多数のラズパイ関係の記事が有ります。
 (I2C制御、GPIO制御、1-Wire制御、シリアル通信、日本語音声合成、日本語音声認識、中国語音声合成、MeCab 形態素解析エンジン、赤外線リモコン制御、秋月 I2C液晶モジュール、KeDei 3.5インチ液晶、HDMI 5インチ液晶、NFCカードリーダ、コマンドライン操作方法等)
Raspberry Pi 3に HDMI接続の 800x480 5インチ TFT液晶を接続して使用する方法
Raspberry Pi Raspbian Jessie 2017-07最終版で LIRCを使って学習リモコン、赤外線リモコンを送受信する方法
Raspberry Pi 3の WiFiを広告ブロック機能付きの無線LANアクセスポイント化 hostapd + dnsmasq編
Raspberry Pi 3の Bluetoothで ブルテザで通信する方法(Bluetooth編)
Raspberry Pi 3で日本語音声を合成して喋らせる方法(OpenJTalk編)
Raspberry Pi 3に USB Micを接続して日本語の音声認識をする方法(Julius編)
Raspberry Pi 3の GPIOに LEDとスイッチを接続して Lチカする方法
Raspberry Pi 3の GPIOに LEDとスイッチを接続してシャットダウンボタンを実装する方法
Raspberry Pi 3で GPIO端子の I2C機能を有効化する方法
Raspberry Pi 3の GPIOに I2C通信方式の気圧計 BMP280を接続する方法
Raspberry Pi 3に I2C通信方式の NFCリーダライタ PN532を接続して NFC FeliCaカードを読む方法
Raspberry Pi 3でネットワーク ライブカメラを構築する方法 Motion編
Raspberry Pi 3でネットワーク ライブカメラを構築する方法 MJPG-streamer編
Raspberry Pi 3 Model Bで動画処理アプリ FFmpegをコンパイルする方法
Raspberry Pi3の X-Window Systemに Windowsのリモートデスクトップから接続する方法
Raspberry Pi3に WebRTCの STUN/TRUNサーバと PeerJSサーバをインストールする方法
【成功版】Raspberry Piで NNPACK対応版の Darknet Neural Network Frameworkをビルドする方法


Espressif ESP8266 Arduino互換でスケッチが使える ESP-12Eモジュール基板
Espressif ESP8266 Arduino互換でスケッチが使える ESP-12Eモジュール基板

  Espressif ESP8266 ESP-12-E NodeMCU V1 ESP12 CP2102

BangGood通販はドローン以外にも面白い商品がまだまだ有った(電子工作編)
BangGood通販はドローン以外にも面白い商品がまだまだ有った(電子工作編)

  レーザー彫刻機、カラー液晶の DIYオシロ、Arduinoや Raspberry Pi用の小型カラー液晶




[HOME] | [BACK]
リンクフリー(連絡不要、ただしトップページ以外は Web構成の変更で移動する場合があります)
Copyright (c) 2016 FREE WING,Y.Sakamoto
Powered by 猫屋敷工房 & HTML Generator

http://www.neko.ne.jp/~freewing/raspberry_pi/raspberry_pi_3_i2c_rtc_ds3231/