・2023/03/17
STM32 STM32F103C8を DFUモードにして USART経由でプログラムを Flashに書き込む方法
(STM32マイコンの書き込みに ST-Linkは必要無い事に今になって気が付きました)
Tags: [ワンチップCPU]
● STM32 STM32F103C8を DFUモードにして USART経由でプログラムを Flashに書き込む方法
STM32マイコンの書き込みに ST-Linkは必要無い事に今になって気が付きました。
STM32F103がサポートしている DFUの Flash書き換え方法
・USART接続
・USB接続
・ST-Linkの SWD接続
STM32 アプリケーション ノート (日本語)
STM32 アプリケーション ノート：AN2606 STM32 マイクロコントローラ システム・メモリ・ブート・モード
● 4 General bootloader description
Table 2. Bootloader activation patterns
Pattern 1 Boot0(pin) = 1 and Boot1(pin) = 0
● 15 STM32F10xxx devices bootloader
The STM32F10xxx bootloader is activated by applying Pattern 1
● STM32F103を DFUモードにする方法
と言う事で、STM32F103C8で最もポピュラーな BluePill基板では下記のジャンパー設定でリセットボタンを押すと DFUモードになります。
※ DFUって何？ Device Firmware Updateの略。
Boot0(pin) = 1
Boot1(pin) = 0
にする。
・STM32F103を DFUモードにする方法
この状態で USBシリアル変換を繋ぐ事で STM32の Flashに書き込みできます。
USBシリアル変換は CP2102や FT232、PL2303、CH340等が使えます。
| STM32 | USBシリアル変換 |
| +3.3V | +3.3V |
| USART1_TX PA9 | USBシリアル RX |
| USART1_RX PA10 | USBシリアル TX |
| GND | GND |
・STM32F103を DFUモードにして USBシリアル変換で Flashをプログラムする接続方法
通常動作時は
Boot0(pin) = 0
Boot1(pin) = 0
にする。
・STM32F103を 通常動作モードにする方法
ST-Link V2（中華の互換）を使う場合は下記の記事に記載しています。
・2017/04/03
STM32 STM32F103C8T6マイコンボードを ST-Link V2（中華製の互換ドングル）を使って開発
STM32F103C8 ARM Cortex-M3 72MHz CPU、ST-LINK Utilityでファームのアップデート
本物の STM32も類似品も下記の STM32_Programmer_CLI.exeコマンドでプログラムを書き込む事はできます。（GUI版も動く）
rem STM32CubeProgrammer v2.13.0
ST-LINKを使う場合 port=SWD
STM32Cube/STM32CubeProgrammer/bin/STM32_Programmer_CLI.exe -c port=SWD mode=UR -d hogehoge.bin 0x8000000 -g
UARTでシリアル通信で書き込む場合 port=COM12
STM32Cube/STM32CubeProgrammer/bin/STM32_Programmer_CLI.exe -c port=COM12 mode=UR -d hogehoge.bin 0x8000000 -g
● ST-Link V2 Update ST-Link is not in the DFU mode. Please restart it.
ST-Link V2（中華の互換）をアップデートする時に「ST-Link is not in the DFU mode. Please restart it.」と出る場合はパソコンの USBコネクタから ST-Link V2を抜き差しして数秒以内に「Open in update mode」を押します。
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