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[NEW] 2022/10/24
Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗したので CH341Aで BIOSを根性焼きして復活させる方法
(Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2 Recovery BIOS with CH341A SPI EEPROM BIOS Programmer)
Tags: [
ベアボーン
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Windows PC
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Hackintosh
]
● 2022/12/27追記
Lenovoのダウンロードページで「互換性の確認」として製品のシリアル番号の入力を要求する様になりました。
機種の取り違えのトラブルが多発したのでしょうか?
でも BIOS更新のプログラムは更新プログラム内に該当機種かの機種判定を入れておくべき。
(元々入ってるかもしれないが Lenovoなので侮れない)
※ シリアル番号を入れなくてもダウンロードは可能です。
・Lenovoのダウンロードページで「互換性の確認」として製品のシリアル番号の入力を要求する様になりました
● Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗したので CH341Aで BIOSを根性焼きする
Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗してしまいました。
Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2 BIOS Recovery with CH341A SPI EEPROM BIOS Programmer
フラッシュ BIOS アップデート (AMD Picasso/Renoir) - ThinkCentre M75t Gen 2, M75s Gen 2
M3AKT49A 2022年 10月 3日
m3ajt49usa.zip
IMAGEM3A.ROM 16777216 bytes = 16MB
Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2は BIOS chipに Macronix MX25U12872Fを使用しています。
そして MX25Uは +1.8Vのデバイスです!
Macronix Serial NOR Flash MX25U12872F
・Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2 BIOS chip Macronix MX25U12872F
VSOP8 SOP-8 8-pin SOP 200mil
・VSOP8 SOP-8 8-pin SOP 200mil
1インチ = 1000milです。
● Lenovo M75sの BIOSを根性焼きで復活する方法
CPUが AMD系の場合は ROM焼き時に CPUを引っこ抜く必要があるっぽい。超面倒!
>> CPUを引っこ抜くのが面倒なので BIOSの ROMチップを取って焼きました。
根性焼きで無事に復活しました。
根性焼きの手順
ROMライタの準備
1) 1.8V対応の CH341A ROMライタを購入する
・
[NEW] 2022/10/24
パソコンの BIOS焼きに失敗したので WCH CH341Aを使って BIOSを復活させるが ROMチップが 1.8Vだった件
WCH CH341A ROM Writerで 1.8V系の EEPROM MX25を使う方法、NXP ALVC164245、YF08E TXS0108E等
2) ROMライタのアプリ AsProgrammer_2.0.3a.zipをダウンロードして解凍する
nofeletru / UsbAsp-flash
BIOS ROMの取り外し
3) Lenovo M75sの電源を抜いて、基板上のリチウム電池を取り外す
4) Lenovo M75sの基板から BIOS ROMの ICチップを取り外す(MX25U12872F)
BIOS ROMのバックアップ
5) CH341A ROMライタで BIOS ROMを読み出して保存する(一応現状のバックアップを取っておく)
6) 念の為ベリファイを行なって読み込み内容が正しいかを確認する
7) 念の為ベリファイを行なって読み込み内容が正しいかを確認する(大事な事なので 2回行なう)
BIOS ROMの書き込み
8) BIOS アップデート (USB ドライブ パッケージ) m3ajt49usa.zipをダウンロードして解凍する
フラッシュ BIOS アップデート (AMD Picasso/Renoir) - ThinkCentre M75t Gen 2, M75s Gen 2
9) ROMライタのアプリで IMAGEM3A.ROMを読み込む(ファイルサイズ 16MB)
10) おもむろに BIOS ROMを書き込む
この時、"Unprotect -> erase 0> program -> veryfy"を選択する事
11) 念の為ベリファイを行なって書き込み内容が正しいかを確認する
12) 念の為ベリファイを行なって書き込み内容が正しいかを確認する(大事な事なので 2回行なう)
BIOS ROMの半田付け
13) Lenovo M75sの基板に BIOS ROMの ICチップを半田付けする
BIOS ROMの動作確認
14) Lenovo M75sの電源を接続して電源を入れる(基板上のリチウム電池はまだ取り付けない)
15) 下記の(その1、2)の起動画面を表示して、F1キーで下記の(その3)の BIOS画面を表示すれば復活成功!
・Lenovo M75sの BIOSを根性焼きで復活に成功しました!
起動画面が出た!復活成功!ヒャッハー!
全ての SSDや HDDを取り外しています。
固有情報が失われているけど復活成功!ヒャッハー!
BIOS ROMを丸焼きなので LANの MACアドレス以外の情報が全部吹き飛んでいます。(下記の方法で「復活」させます)
●上記の手順で BIOSを丸焼き後に Lenovo M75sの MTMや S/N、System Brand IDを復活させる
BIOS ROMを吹っ飛ばして CH341Aで ROMの内容を丸焼きしたのでパソコンの固有の情報が空っぽになっています。
下記の手順で復元できます。
・
[NEW] 2022/10/24
Lenovo ThinkCentre M75sの BIOS ROMの MTMと S/Nの情報を復活させる方法
How to Recovery Lenovo ThinkCentre M75s BIOS info Machine type and Model、Serial Number、etc.
● BIOS埋め込みのプリインの Windowsのライセンス情報を復活させる方法
Windowsのライセンス情報も復元できたぞ!
・
[NEW] 2022/10/24
Lenovo ThinkCentre M75sのプリインの Windowsの BIOS ROMの OEM ライセンス認証 OA3を復活させる方法
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● M75sのシステムの BIOS ファイルの種類を確認する方法
・Picasso/Renoir システム
・Mattise システム
・Cezanneシステム
かを識別するには?
パソコンの電源をオンにして「 F1 」キーを連打して BIOS Setupを起動して BIOS リビジョンのレベルを確認します。
M3AKTxxA の場合
Picasso/Renoir システムです
M3BKTxxA の場合
Mattise システムです
M46KTxxAの場合
Cezanneシステムです
私の M75s GEN2は M3AKTxxAなので Picasso/Renoir システムでした。
● Lenovo M75sの基板から BIOS ROMの ICチップを取り外して BIOSを根性焼きする方法
基板上の メモリ ICに ICクリップを使用して CH341の EEPROMライタを接続しても メモリ ICを認識しませんでした。
仕方が無いので基板からメモリ ICを取り外します。
●半田ゴテの作業感を掴む為に電源を入れない状態で予行演習
・Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗したので CH341Aで BIOSを根性焼きする
●メモリ ICの周囲をカプトンテープで養生する(周囲に半田カスがくっつかない様に保護する)
●PCIスロット等を厚紙で養生する(半田ゴテが触れてプラスチックが溶けない様に保護する)
●メモリ ICの片側にハンダを盛り盛りして半田ゴテで熱して片側を浮かします
●メモリ ICの片側が完全に浮きました!
・Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗したので CH341Aで BIOSを根性焼きする
●念の為に再度くっつかない様にカプトンテープで絶縁します
●片側が浮けばもう楽勝!無事に ICを取り外しできました!
●メモリ ICのハンダを綺麗に取り除いて、
●メモリ ICを SOP ICソケットに装着して、
・Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗したので CH341Aで BIOSを根性焼きする
● CH341Aで メモリ ICに BIOSの内容を書き込みます
AsProgrammer_2.0.3a.zipをダウンロードして解凍する。
・Lenovo ThinkCentre M75s Small Gen2の BIOSアップデートに失敗したので CH341Aで BIOSを根性焼きする
AsProgrammer.exeを実行する。
EEPROMライタとして Hardware > CH341aを選択する。
Read IDで ICを自動認識する。
MX25U12873Fを選択する。
(実際の ICが MX25U12872Fの場合でも MX25U12873Fを選択する)
Device ID FF FF FFは ICの認識に失敗している。(ICの接続方法が間違っているか接触不良)
正しく認識すると Device ID C2 25 38
IMAGEM3A.ROMを読み込む(ファイルサイズ 16MB)
おもむろに BIOS ROMを書き込む
この時、"Unprotect -> erase 0> program -> veryfy"を選択する事
書き込み確認ダイアログで Yesを選択する。
7分程度で書き込みとベリファイが完了します。
念の為再度ベリファイを行います。(2分程度)
IC > Searchでメモリ ICの検索ができます。
英語が苦手な場合、日本語に切り替えできます。
●メモリ ICを元通りに基板に半田付けします
無事に復活できました!!
● M75qの BIOSチップを確認したら Winbond W25Q128FV(+3.3V)でした
M75qの BIOSチップを確認したら Winbond W25Q128FV(+3.3V)でした。
なんで同じ Lenovoの AMD製のパソコンで +3.3Vと +1.8Vとブレブレなんや?
Ryzen 3xxx系は +3.3V仕様の SPI ROM、Ryzen 4xxx系は +1.8V仕様の SPI ROMなのか?
(正確には SPIでは無く Quad SPIで使用っぽいが)
なお、M75qには Macronix MX25L8006E(+3.3V)も載っていますが、BIOSのファイルサイズが 16MBなので Winbond W25Q128FVが正解と思われます。
・Lenovo ThinkCentre M75q Tiny Gen1 BIOS chip Winbond W25Q128FV
Winbond W25Q128FV
128Mbit = 16Mbyte
Macronix MX25L8006E
8Mbit = 1Mbyte
●最近の自作 PC用の市販のマザーボードには直接 BIOSを書き換えができる端子が備わっている
これらの BIOSの書き換えも CH341Aでできます。
ASUS
SPI1端子(10pin仕様)、SPI_TPM端子(14pin仕様)
ASRock
BIOS_PH1端子(10pin仕様)、SPI_TPM_J1端子(14pin仕様)
MSI
JSPI1端子(10pin仕様、12pin仕様)
端子の物理形状はピンヘッダで 2列の 2.0mmピッチ。
●昔のマザーボードの BIOS ROMは下記の形状の ICチップを主に使用していました
・DIP 32pin パッケージ SST27SF512 27SF512
・PLCC 32pin パッケージ SST27SF512 27SF512
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