・2023/04/20
Arduinoを CLIで使う方法、Arduinoをコマンドラインでコンパイルやアップロードする方法
(How to use Arduino via Command line、Compile and Upload by batch file)
Tags: [電子工作]
● Arduinoに慣れてくると GUIの操作が面倒になってくる
と言う事で Arduinoをコマンドライン経由で操作する方法を紹介します。
答えは、Arduino公式が提供する arduino-cliを使うと簡単にできます。
arduino-cli
Arduino CLI is an all-in-one solution that provides Boards/Library Managers, sketch builder, board detection, uploader, and many other tools needed to use any Arduino compatible board and platform from command line or machine interfaces.
Arduino CLIはコンパイルやアップロード以外にも Boards Managerや Library Managerの操作も可能です。
● Arduino CLIはこんな時に便利
・Arduino環境を GUIのマウス操作をするのが面倒
・バッチファイルの実行操作だけでコンパイルやアップロードをしたい
・Raspberry Pi Pico等、Arduino環境がアップロードの Portを忘れるので毎回 "UF2 Board"を指定するのが面倒
・開発に使用するテキストエディタを自分の使い慣れた物を使いたい（Arduino環境を開いた状態でも可能ですが、競合が怖い）
● Arduino CLIでプロジェクトをコンパイルする時のコマンドラインの実行方法
プロジェクトをコンパイルする時は下記の様に書きます。
arduino-cli.exe compile --fqbn FQBNの文字列 プロジェクトのディレクトリ
・ Arduino CLIの FQBNの文字列を調べる方法
Arduinoの GUIでログ出力を有効にして確認できます。
File -> Preferences... -> Preferences - Settings
で
Show verbose output duringの compileと uploadを両方ともオンにします。
※ Arduino GUIの Outputに内部の動きが表示される様に成ります。
・Arduino CLIの FQBNの文字列を調べる方法
・Arduino CLIの FQBNの文字列を調べる方法
Raspberry Pi Picoの場合の FQBN
FQBN: rp2040:rp2040:rpipico
arduino-cli.exe compile --fqbn rp2040:rp2040:rpipico プロジェクトのディレクトリ
・Raspberry Pi Picoの場合の FQBN
ESP32-C3の場合の FQBN
FQBN: esp32:esp32:esp32c3
arduino-cli.exe compile --fqbn esp32:esp32:esp32c3 プロジェクトのディレクトリ
・ESP32-C3の場合の FQBN
・プロジェクトのディレクトリ
相対パスでも指定可能
● Raspberry Pi Picoの "UF2 Board"へのアップロードをコマンドラインで指定する方法
上記の「Arduino CLIはこんな時に便利」の例で「Raspberry Pi Picoの "UF2 Board"へのアップロード」を書いていますが、これは{嘘}です。
実際には packages配下の rp2040の uf2conv.pyを使用してアップロードしています。
※ FQBNと同様に Outputウィンドウに表示するのでそれをコピペするのが楽です
"C:\Users\hogehoge\AppData\Local\Arduino15\packages\rp2040\tools\pqt-python3\1.0.1-base-3a57aed/python3"
-I "C:\Users\hogehoge\AppData\Local\Arduino15\packages\rp2040\hardware\rp2040\3.1.1/tools/uf2conv.py"
--serial "UF2_Board"
--family RP2040
--deploy "C:\Users\hogehoge\AppData\Local\Temp\arduino\sketches\xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/TestOled.ino.uf2"
Converting to uf2, output size: 159232, start address: 0x2000
Scanning for RP2040 devices
Flashing E: (RPI-RP2)
Wrote 159232 bytes to E:/NEW.UF2
Tags: [電子工作]
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